ただの実験コードなので、遊べるかどうかは おおいに疑問ではありますが、
生温かい目で見てあげてください。
目次
- M-Design(仮)ってなによ?
- M-Design(仮)のビルド方法
- M-Design(仮)の起動方法
- 操作方法
- その他
- 履歴
ポリゴンねーちゃんの髪の毛をロングヘアーにするためだけに作成した
毛生えプログラム(HairMaker)の作成が一段落ついたので、次は
ポリゴンねーちゃんにポーズを付ける事について考えたのですが、Wings3Dで
作成しているとポーズを変更するという事はすなわちモデルを作りかえるというのに
等価だという事に気づいたので、どうにか簡単にポーズを変える方法が
ないか、そう 高価な3DCGソフトでいう所の「ボーンシステム」のような
事ができないかと実験を始めた所です。
M-Design(仮)はTANEの趣味と怠慢のせいで、Cygwin上で各自がコンパイルして
使用するという、面倒なツールとなっています。以下にビルドの手順を
大雑把に示します。HairMakerで遊んだ事のある人ならば、1.と2.はいわずも
かな省略して構いません。
- Cygwinをインストールする。
DLLだけとかケチ臭いインストールでは多分うまくいきません(^^;
- lib3dsをコンパイルし
インストールする。本ライブラリは「3d studio max」形式のファイルを
読み込むのに使用しています。configure/makeを実行するとexampleのビルドには
失敗するようですが、ライブラリのインストールができれば取りあえず
OKです。
- M-Design(仮)のソース
mdesign-0.00.tar.gz(04/03/01)
をダウンロードし適当なディレクトリに展開する。
展開したソースディレクトリに移動しmakeを実行する。うまく
いけば実行ファイル mdesign.exe が生成されます。
Cygwinのコマンドshell上から起動します。サンプルディレクトリにサンプル
データを用意してありますので、それを表示する事を例にします。
cd sample
../mdesign -i robo.pose -o new_pose.pose
入力ファイル、出力ファイルなどは予めコマンドラインで指定しておく方式です。
これは単にOpenGLのglutを使用したのでは、ファイル指定ウインドなどを開く事
が難しいので、妥協策としてこうしました。
../mdesign -h で簡単なヘルプが出ます。
気の利いたメニューが全く無いツールとなっています。
基本はマウスで対象を編集したり、アングルを変更したりしますが、
ファイルセーブなどはキーボードに割り当てられたコマンドを、
キーを押す事で実行します。
アングル変更キーバインドの一覧
- Altキー + マウス左ドラッグ
- オブジェクトを回転させます。
- Altキー + Cntlキー + マウス左ドラッグ
- マウスの上下方向移動移動でズームイン/アウトします。
- Altキー + Shiftキー + マウス左ドラッグ
- マウスの上下左右方向移動移動でオブジェクトを上下左右に移動します。
基本的な選択操作の一覧
- カーソルをオブジェクトに合わせマウス左ドラッグ
- マウス左右移動でオブジェクトのローカル座標系のY軸を回転させ、マウス上下移動で
オブジェクトのローカル座標系のX軸を回転させます。
- カーソルをオブジェクトに合わせ Cntl+マウス左ドラッグ
- マウスの左右移動でオブジェクトのローカル座標系のZ軸を回転させます。
-
- えーと、多分、実際に触ってみればあまりどの軸を回しているという意識は無くなり、
とにかく取らせたいポーズに合わせられるのではないかと思います(<いい加減すぎ)。
コマンド系キーバインドの一覧
- 'r'
- 表示アングルや拡大率を立ち上げ時の設定に戻します。変に拡大したり、
動かし過ぎて何がどこにあるのか判らなくなったときに使用すれば便利かも。
- 'o'
- -oオプションで指定されたファイルにM-Design(仮)形式ファイルをセーブします。
オプションが省略されている場合はoutput.poseというファイルにセーブされます。
- 'q'
- プログラムを終了します。
実験コードなので、全く用事になる事はできませんが、そういうものだという事で。
- 2004.03.01 : 取りあえず作って置いてみた。