とほり気分

なんかこう とほりな、でもどことなく微笑ましい気分になる そんな感じの事を 聞いたり考えたり。

ハイテクなのやらローテクなのやら
最先端のソフトウェアも人がキーボードで一文字一文字、 プログラムを書いて作ってたりするし、 二足歩行ロボットのP-3も、本物の人が歩いているさまを、よく 観察した結果だったり、 高速なハードウェアの開発も、最後は地味な人の手によるチュー ニングが重要だったり、思ってたよりも凄くないって事が、 実は意外に多い様に思う今日この頃。

スケベは技術を進化させる
これはよく聞きますね。ビデオだとか、インターネットだとか。 戦争や犯罪などが元となって科学や技術が進化する場合も ありますが、スケベは目的がエロなだけに、その目的達成課程を後でよく 思いなおしてみると、非常にバカバカしい場合が多い様に思います。 「乳揺れアニメーションがコマ落ちするから、最新のマシンを導入し、限界 ぎりぎりまでクロックアップした...」世界の平和を感じます。

ネットアイドル==自称アイドル
良い言い方をすると、インターネットにより個人を表現する手段が 広がった事で発生した究極の存在とか言うのでしょうが、ことネット アイドルについては、自分で言っている場合もあるようで、それに ついては、とほりな感じがしなくもありません。
「美少女戦士セーラームーンが自分で美少女と言っているのは如何なものか」 というのと同じってゆーか。

Plug and Pray(接続し、祈る)
Plug and Playをもじったものらしいので、思いついたのは、 日本人では無いのでしょう。今は大分マシになっている様ですが、 一時期こういう事が普通に語られていたというのが驚きです。 コンピュータという人の作った機械のハズが、なにやら訳の わからない沸いて出た物体の様に奉っている辺り、コンピュータ テクノロジーが如何に いい加減なものであるかを、暗に語っている様な 感じのする言葉です。

コマンドまたはファイル名が違います
MS-DOSで一番見るメッセージですね。でも、日本語だけど意味が わからないってゆーか。内部コマンドか、外部コマンドである*.EXEか *.BATファイルがPATHの通った所に無いという事をわかっていて初めて 意味が通じるという。そこまで判っていれば、こんなに謎な日本語で 無くても良い様な気がしなくもありません。結局、日本語かどうか は関係ないという辺りが、しおしおです。

数百行のFAQファイル
繰り返し聞かれる質問に対する答えがまとめられたドキュメントを FAQ(Frequently Asked&Answerd Question)と言うのですが、そんなに 度々沢山の事を聞かれるのなら、聞かれない様にソフトを改善 すれば良いのに と思うのは私だけかしら? FAQが多すぎて結局読まずに聞いてしまうと、FAQに載っているかど うかを聞いてしまうのと同じになって、かなりダメダメな感じが します。FAQとして「Q. FAQに載っていますか?」とかいう項目を 追加すると、どのような答えが返ってくるでしょうね? 私は「A. FAQを読んでください」で、FAQを読まない人にはその答え を見つけられないに、一票です(^_^;

Q. CD-ROMからOSが起動できません何故ですか?
A. それはCD-ROMドライバが組み込まれていないからです。

OSが起動できないのでは、ドライバの組み込みようが無いと思うの ですが....答えた人が変なだけですけどね(^_^; 本当にあったやり とりらしいです。

ISHエンコードされたISHデコードの実行ファイル
再帰的でイカすチョンボだと勝手に思ってみたりして(~-~) 昔の Niftyのライブラリに本当に置いてあった様です。 でも、意外とこういう事象って多いかもと思ったりします。当たり 前の事実になっていますが、C言語で書かれたCコンパイラとか。
世の中色んな所に、再帰で自己相似系なフラクタルテイスト溢れる カオスが蔓延してるって感じですね(<そうか?)

衝突試験をクリアした車は売り物になりません
TVでどっかの自動車メーカーの人が言っていたような。何をもって、 安全と言うかという奴ですね。これも地味に再帰がかっている感じが します。「打ち上げに失敗しないロケットでないと打ち上げてはダメだ」 と言われると、一生ロケットなんて打ち上げられないみたいな。
そう言えば、海外のタイヤメーカーのTVCMで、BMWやベンツが衝突試験を 何度も繰り返して、安全を確認しているという事を誉めた上で、「うちの タイヤを付ければ、そんな試験は必要無い」と言って、車が壁にぶつかる 直前で止まるカットが入るというものがありました。ぶつかる前に止まれば 良いのだ といういう事を主張しているのですね。これを見た時、 大変衝撃を受けた記憶があります。まぁ、実際にはそうはいかない所が アレですけどね(~-~) 結局、安全運転が一番安全という事なのかも。

ハイテクの無駄遣い
知り合いが言ってました。高価なAVシステムで観るアダルトビデオとか、 高価なワークステーションでNetHackをするとか、大容量記憶メディア にエロCG満載だとか、まぁそんな感じのものですね。でも、しょーもない 事にみんなが使うから、ハイテクも大衆メディアになってくれる (値段が下がり手軽さ加減が上がる)のだと思います。 それを考えると、本当に無駄な使い方というのは無いのかも知れませんね。

情報考古学
お仕事の先輩が言っておりました。大昔に設計されたハードウェアが、 忘れた頃にバグを出したのですが、作った人も居なくなってて、その上 設計資料もロクに残ってないけど原因を追及しなくてはならない。 わずかに残された設計資料を組み合わせ、そのときの設計者の意図を 推察するという事になるのですが、その様は 土器の破片を ひっつけ合わせ、痕跡から当時の人たちの暮らしを想像するという、 さながら考古学者の様な感じである事を一つの言葉にしたという事です。
当事者でなければ「とほりだね」と言って終わりなのですが、降りかかって きた方はたまったものではありません。私も加害者側になる可能性は十分ある 訳で、あまり人の事を言えないだけに、ほほえめない所がアレです。むしろ 少し気にした方が良いくらいかも知れません(^_^;

書いた通りに動いています
「バグが発生した」という言い方がありますが、本当の虫の様に、 いつのまにやら沸いて出てくる訳ではなく、最初から仕込まれているのが 普通です。また、プログラマやハードウェアデザイナ以外の何者も、 バグを呼び起こす事はできても作る事はできません。やはり最初から 仕込まれているものです。動かないのも、動かない様に作ってあるだけ なのです。でも、自然に沸いて出た様に言うのは、コンピュータという ものが得体の知れないものだからなのでしょうか?それとも?

コンコルド錯誤
「超クソゲー2(ISBN4-87233-514-7)」という本に載ってました。私が 説明するよりも、 原文 を読んだ方が面白いです。日常生活でも、応用できる事象が沢山ある様に 思います。

正しくエラーを検出できたので終了コードは0
聞いた話。正しくエラーを検出できたので、そのプログラムの終了コードは 0(UNIX系コマンドでは大抵、"正しく終了した"と等価)を返す様に作った人が 居たという話。このプログラムを makeで使うと、入力データにエラーがある のにmakeが停止しないというすばらしい事に!色んな考えの人が居るんだ なぁ....と思いました。因みに、正しくエラーを検出できない時の動作は 不明。きっとcore dumpするから、終了コードは返らないのかも知れません(~-~) Dead or Succeed って感じがイカしてます(そうか?)

絶対まちがってます
経験則。プログラムやデータなど入力するのですが、間違えずに入れられた 試しがありません。で、たまに構文エラーなくコンパイルが 通ったりすると、むしろそちらの方が心配になって 詳しく調べてしまったり するという(~-~; 小心者ですね。

アーキテクチャでは、美的センスよりも性能を重視して考えねばならない。
ヘネパタ本の4章の扉。アーキテクチャに限らずに読んでも、色々な意味を 含んでいて好きです。とほり感があまり無い所がとほりですが(~-~;

アーキテクチャでは、美的センスよりも性能を重視して考えねばならない。 性能への興味がなければ、アーキテクチャは不毛の研究となる。なぜなら、 十分な時間さえ与えられれば、計算可能な問題はすべてオモチャのような アーキテクチャでも解くことができるからである。 挑戦すべきは利用可能な技術を最大限に活用してコンピュータを設計 することである。そうすれば必ずや、どのような処理速度の向上も現状 の問題解決に役立たせることができ、また以前には不可能であった問題を 扱いやすくできよう。
---L.J.Shustek,「コンピュータ命令セットの解析と性能」(1978)

書き込み専用記録媒体
デジタルバックアップメディア一般。バックアップから復元した事って ほとんど無いし、そういう時に限ってえらく古いものしか残っていなかった りして(^^; まぁ、保険の様なものですから、いざという時にという事は あるかも知れませんが。でも、何世代も取っておくというのは、私個人の 経験では、殆ど意味が無いと思います。

キー入力ロボット
電脳から直接入力できる様にすれば良いのに。
そういえば、士郎正宗の「攻殻機動隊」で、キー入力に特化した手を 持つサイボーグ技術者が登場していましたが、コミックスでの注釈には 「この物語世界での 彼の様な世代(※老人)は自分の子供ぐらいの 電脳医師に脳をいじられたくないという理由で、電脳直結化していない 事が多い。ただそれでは世の中渡って行けないので、サイボーグ化に よってギャップを埋めるべく努力している。」という設定でした (アニメ映画でこの説明があったかどうかは失念)。この世界では、 ロボットとサイボーグを厳格に切り分けているので、こういうメンタル な部分に関係する設定もアリなのでしょう。

SPICEでは大丈夫だったけどなぁ.....
シミュレータが実機と同等ならば良いのですが、そうでない場合、その 対象物は絶対実機では動きません。あとばらつきが大きかったりすると、 動くものが得られる場合はあるけど、非常に歩留まりが悪かったりとか。 そういう時は名前を変えて売るのかも知れませんが。260MHzで動作しない 場合は166MHz品として売る様な。

使われないソフトにバグは無い
「今までそのようなバグ報告は無かったけどなぁ」そりゃあんた、今まで あんたの作ったソフトをまともに使った事のある人がいなかっただけで しょうが。実際の現場でこれでは困りますが(^^;
フリーソフトなどでも、バグ報告をして一発目に返ってくる返事で最も 多いのは、「うちでは動くんだけどなぁ」だそうですので、やっぱり プログラムのバグというのは、科学では説明できない力が働いて 「発生するもの」なのかも知れません。

「僕は使わないから」
UNIX系OSの人に「Windowsでいうところの○○のようなソフトはないのか?」 と聞いて、実際にそれに該当するものが無い場合にこういう返事が返って くることが多い様に思います。コマンドラインの使い勝手の良さをえらい 勢いで主張する人に限って、DTP関連ソフトの話をすると、ことごとくその 返事に困って、最後はこれ って感じ。Windowsが不安定と言われながらも 自然淘汰しないのは、実際のところUNIX系OSのソフトがあまりにも一方向に 偏っているのに、それが一向に改善される様子を見せないためのような気が しなくもありません。Windowsが安定して少し軽くなったりしようもの なら、真っ先に消滅するのはUNIX系OSの方なのかも。

コーヒーの砂糖かき混ぜ機
この機械の使い方。まずコーヒーを入れたカップをターンテーブルの上に 乗せ、その上に出ている支柱にスプーンを固定する。その時スプーンの先 が丁度コーヒーに漬かるように注意する。角砂糖を好みの数だけ入れ、 フロントのスイッチをONにすると、ターンテーブルが回転し、砂糖がかき 混ぜられます。
楽をする為に苦労して発明した機械を使うと、むしろ前より面倒臭くなった という例。こんな極端な例はあまり無いかも知れませんが、便利だと 思って買ったパソコンは、思ったよりも使いこなすのが大変なんてのは、 典型的な例かも知れません。
因みにこの機械の元ネタは随分昔(2002年現在で20年くらい前)にやってた TVアニメである所の 「ミームいろいろ夢の旅」での、発明の話で出てきたものです。

大体定数
自分テクニカルターム(^^;。「大体」というのはおおよそを表す意味で 良く使われます。しかし、ある基準値でOKとNGを判断する必要がある場合、 この大体定数が式に含まれていてはいけません。「大体 100より小さければ 良い」と言われた場合、基準値は「大体×n」という式で表され、大体定数 を含んでいるので基準が曖昧であると言えます。きっと「じゃあ98.3は大丈夫 なのですか?」と聞かれたら、複数の人の脳内に「主観による判断基準」が 突然の様に生まれ、大丈夫という人とダメかもという人に分かれてしまい 混乱を招く事でしょう。 デジタルな判断を必要とする場合、この大体定数を排除すれば、 きっとうまく判断できる様になるでしょう。

高機能スマートフォン
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客: ん〜〜〜〜、電話はできないの? なら要らないなぁ。あ、防水なのはイイネ。
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スマートフォンで撮った写真を使い、テンプレートを選んでデザイン。 しかもスマートフォンに登録してある住所録を元に宛名書きも自動で行い、 データはネットを介して印刷業者に転送、そして投函まで行ってくれるという 年賀状代行サービス。それ、もうメールでいいんじゃね?


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